道南ひきこもり家族交流会「あさがお」ニュースレター第118号:2017年1月

【例会】毎月第2日曜日午後2時~4時、函館市総合保健センター2階会議室等で開催しますので、日にちは次のとおりです。

1月8日 2月12日 3月12日 4月9日 5月14日 6月11日

また、2月12日例会終了後、17時から「樹陽のたより」と合同で新年会を開催しますので、是非ご参加ください!(^^)!

会場:千年の宴(五稜郭公園電停側、ミスド隣の五稜郭ビル4F、
☎0138-56-8288.会費3500円、野村で予約)、2月5日までに野村へお申込みください。) 

樹陽のたより(ひきこもりを体験した当事者の集い)も、同日の11時~13時、函館市総合保健センター(第2健康指導室)で開催します。

——————————————————————————-

11月13日例会は参加者25名と多数でしたので「就労等の動きがあるグループ」と「膠着状態が長いグループ」に分かれ、とても密度の濃い話し合いとなりました。

12月11日例会は20名の参加で、テーマを決めず5人前後の小グループに分かれ話し合いましたので、一人ひとり十分お話ができて良かったです。

樹陽のたよりは、11月・12月とも6名の参加で、アットホームな雰囲気のお喋り会になりました。

【11月例会報告】

11月の例会には、千歳町にある就労移行支援事業所asurara(あすらら)代表の細田さんが参加されました。

障害者の一般就職に向けて、個々の状況に合わせたプログラムを作り、社会参加をお手伝いしていらっしゃいます。

ご自身もソーシャルワーカーで、事業所には心理カウンセラーやキャリアコンサルタントもいて、居場所の提供もあるというお話しを伺いました。

お話を聞きながら、最近はこのような支援事業所が増えてきていることを実感して、心強く思いました。

また、今回も協会病院のソーシャルワーカーの高橋さんが参加され、協会病院の歯科では訪問診療も行っていて、患者さんの状況を把握してプライバシーを尊重しながら個々の状況に合わせた診療をしているという情報提供をして下さいました。

高橋さんの所属部署である協会病院連携室は、直通☎53-1644の相談窓口があり、診療に関しての相談もできるとのことです。

高橋さんは4回目の「あさがお」へのご参加ですが、こうした情報提供をいただけることがとてもありがたく、皆さんメモを取りながらお話を伺いました。

この会が始動したころには、どこに相談して良いのか?という手探りの段階があり、相談場所自体も少なく、情報が限られていました。

しかし、最近では若者サポートステーションや医療、障害支援や親の会での勉強、また手紙での支援などなど多くの情報を得ることができるようになってきました。

そして、それらの情報を皆さんが知って実際に利用・相談していたり、活用してみようかと考えるようになってきています。

今回のお話の中でも、お子さんの大変な状況をお母様が必死に支えていらっしゃる状況で、その大変さを理解して支えてくれる場所と人に出会っている話が出ました。

やはり、今を理解してもらうこと、それを支援してもらえることはひきこもり状態にあるお子さんを支える親として、とても頼りになり、力を与えられる存在であろうと思います。

今後もこうして支援する団体や人が増えていくこと、その情報を得ていくことが「あさがお」の今後に大きな力になると確信した例会でした。

前述の「asurara」命名の由来は、「♪明日を楽しくラララララ♪♪」からだそうです。あさがおも明るい未来に向かって♪ラララララ♪と進みたいと強く思った例会でした。

【ひきこもりカフェin旭川の参加報告】

こんにちは。樹陽のたよりメンバーの田中透です。旭川でのひきこもりの啓発イベント、「北海道ひきこもりカフェ」に参加した報告をさせていただきますね。

今回はじめて旭川に行くことができました。旭川駅は外壁がガラス張りとなっており、それでいて内壁は木目調のデザインとなっていて、とてもカッコよく素敵だなと思いました。

旭川に着いたその日は札幌のレター・ポスト・フレンドの田中敦さんと旭川ラーメンを食べに行ったのですが、何度も旭川を訪れている田中敦さんおススメのラーメン屋さんを教えてもらえて、ラッキーでした。

とてもおいしくて値段もリーズナブルでしたよ。次の日の朝食は、同じホテルに泊まった滝川と帯広の当事者の方と一緒に食べることに。その後、ホテルからイベント会場に皆で向かいました。

会場には、旭川、札幌、帯広、函館の当事者会のメンバーが集結。函館からは僕と、樹陽のたよりのメンバーのMさんとで参加しました。

会場では「パネル展」を同時開催していて、僕からは、いつも会報に同封している「樹陽のたより」メンバーのひとことメッセージと、僕が今参加しているバンド「シバネコ」の活動報告資料を持参。Mさんは自らが書いた素敵な絵と、アイロンビーズで作った作品を持ってきてくれました。

旭川の当事者会「凪」からは陶芸作品や風景写真に添えての当事者のメッセージ。札幌の「sangoの会」からは、レター・ポスト・フレンドの発行する会報や、きれいなCGの絵、ひきこもりに関する資料などを。

帯広の「リカバリースポット」からは、当事者研究や地元の情報を網羅した展示がありました。

メインイベントであるひきこもりカフェでは、それぞれの地域の当事者がテーブルのファシリテーター(進行役)を務めましたよ!(^^)!

僕の担当したテーブルにも、たくさんの人が来てくれて様々な話題がでました。

僕は、「樹陽のたより」に参加しているメンバーはだんだん元気になって、仕事をするようになった人も多いことを話しました。

そしてもっともっと皆んなが元気になってくれるように、僕にできることとして、皆の心が明るく前向きになる言葉を話していきたいと思っていることをお伝えしました。

とても楽しく面白い時間を過ごすことができましたし、また1つ良い経験が増えて嬉しいです。

今回のイベントのように、複数の当事者会が合同で1つの企画をするのは全国的にも珍しいそうで、とても貴重な機会となったと思います。

さらに今回のイベントのことが北海道新聞道北版に大きく取り上げてもらったこともありがたいですね。

こうやって自分が行ける場所が増えて、仲間が増えていくと、自分の自信にもつながりますね。

今後もこのような機会がありましたら、積極的に参加していけたらと思います。さいごまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

【有意義なハガキの取り組み】

送られてきたハガキで家族の会話が増えたなど嬉しい報告もありました。同封の運営委員・安藤さん、レターポストフレンドの取り組み資料を是非ご覧ください。

——————————————————————————-

事務局:野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)090-6261-6984 tnomura@sea.ncv.ne.jp

共同事務局の函館渡辺病院(森・越野)は内部事務を担当しますので連絡先は野村に一本化します。