道南ひきこもり家族交流会「あさがお」ニュースレター第99号:2014年1月
※ 2月9日例会終了後、新年会を開催しますので、是非ご参加ください!
時間:17時30分~ 会場:AMBIKA(エスニック居酒屋アンビカ、中央病院正面口向い)
会費:3500円 申し込み:2月5日まで野村へ:090-6261-6984(最終は前日8日までOKです)
例会のグループ分けについて
※ 例会参加者が増えてますので、次のような2グループに分かれて話し合いを行
いたいと思います。(あくまで予定ですので、参加者の状況によって変更になる場合もあります)
1月12日 「本人が30歳代後半以降」と「それ以外」の2グループ
2月9日 「発達障害が気にかかる」と「それ以外」の2グループ
3月9日 「就労経験がある」と「就労経験が(ほとんど)ない」の2グループ
4月13日(15時30分から総会を開催) 本人が「男性」と「女性」の2グループ
時間:午後2時~4時 会場:函館市総合保健センター2階会議室
※ 樹陽のたよりも同日の午前11時~午後1時、函館地域生活支援センター(駒場町
9−24)で開催予定ですが、1月12日は発達障害臨床の第一人者・田中康雄さんの講演会(10時~ 函館大学、事前申込みが必要)への参加者が多いので中止し、2月9日からのスタートです。
※ 会員家族同士の相互訪問 2月に実施を予定しています。これまでに、会長宅と運営委
員のMさん宅に4回お邪魔していますが、訪問をご希望のご家族がございましたら野村まで
ご一報ください。この取り組みは、あくまで会員家族相互の親睦が目的で、ひきこもってい
るお子さんに直接働きかけるためではありませんので、お子さんにその旨お伝えください。
※ レターポストフレンド主催の啓発セミナーが1月25日開催され、「樹陽のたより」メンバーの二人も体験を語ります! 終了後17:30から「はこ民食堂」(ボーニデパートの電車通り向い) で交流会も開催します(参加費3500円)。また、1月17日(金)は「道南社会福祉士会学習会」18日(土)は函館アカシヤ会「多様な学び勉強会」も開催されます。(同封チラシ参照)
※ 当会顧問の三上昭廣先生(函館渡辺病院理事長)が精神保健福祉事業功労者として厚生労働大臣表彰を受賞されました!(^^)! 詳しくは同封の新聞記事をご覧ください。
★11月10日例会は
悪天候にもかかわらず家族・当事者19名、サポーター名5名の24名、12月8日例会は家族・当事者名16、サポーター名の5名の21名が参加しました。昨年の例会のべ参加者数は274名(平均23名)に達し、うち初参加の方も22名おりますので、「ひきこもり」についての社会の理解と支援が一層必要なっていることをあらためて実感しています。このように参加者が増えていますので、一人ひとりにたくさんお話してもらえるよう、最近は2グループに分かれて話し合っています。
★この会に参加するようになって、当事者の特徴から発達障害ではないかと思うようになったというご家族の方から、最初にひきこもり状態になったときに精神科を受診して統合失調症と診断され、たくさんの薬を服用したが、良くならないため半年後にセカンドオピニオンを求めて他の病院で診てもらったところ、統合失調症ではないと言われ、服用を止めた経験が話されました。
この経験談に関連して、他の当事者の方々からも精神科を受診して最初に統合失調症と診断された経験があることが話されました。その経験が思いのほか多くて、ちょっと驚きでした。
お子さんが発達障害と診断されている親御さんからも、最初に統合失調症と診断された経緯が語られ、症状として発達障害と似ている面があるので、間違われやすいというご意見が出ました。精神保健福祉士の方からは、一度の受診で簡単に病名が決まってしまうことに疑問が呈せられ、慎重な判断の重要性も語られました。親としてはひきこもっている子どもの第一歩として、まずは精神科に足を運んでほしいという思いが湧いてきますが、元気でご飯も食べ、眠れている場合、無理に精神科に行く必要があるのか、考えさせられる話題となりました。
★「楽しむことも大切」と考えて、長くひきこもっているお子さんと沖縄旅行に出かけ、特に問題もなく楽しく過ごしてきたそうで、これをきっかけに親族のいるアメリカまで一緒に旅行された話しが出されました。帰国後、お子さんにアルバイトの話しが持ちかけられましたが、自分の「今」をよく考えて自分から断るなど、今までと少し変化が見られるように感じられるとのことでした。ひきこもりの日々にも『楽しむ』という考え、忘れがちな言葉かなと思いながらお話しをうかがいました。
★病院にもどこにも行こうとしない状況でお子さんはプライドも高く、どこから第一歩を踏み出させてあげたらいいかと悩んでいる親御さんに、当事者の方から「まずは安心・安全感を感じるような対応が大切と思う」というアドバイスが出され、これに関して自閉症に詳しい参加者から、その人にあった支援が何より大切なので、その人にとっての安心を良く考える必要があるとご意見も出ました。
発達障害がある場合は、少しの軽い気持ちの注意でも、「何か自分が責められている気がしてしまう」「何でもネガテイブに捉えてしまう」傾向があるので、「愛している」という思いがあるなら、「一度言ったからわかっているはず」と思わずに、「何度も何度でも口に出して是非伝えてほしい、その言葉を待っている」という当事者の声が胸に残りました。迷わず「愛しているよ」「大好きだよ」と語りかけてあげたいですね。
★樹陽のたよりの11月例会は
遠方から久ぶりに参加いただいた方も含め7名、12月例会にも7名が参加し、昨年はのべ101名(平均8.4名)が参加、初参加の方も6名おりましたので、ひきこもりを体験したり、動き出そうとしている若者にとって貴重な集いになっていると思います。
※てらっこ塾 自閉症児施設職員や特別支援学級で教員をされていた大久保悠さん(31歳)が、実践的で豊富な経験を生かし、「自閉症のままで生きられる地域・社会を目指す」を目標に、家庭訪問による学習・生活支援を始めました! 詳しくは090−4524−0693へお問い合わせください。
※函館市は毎月第3火曜日14時~16時、函館市総合保健センターで「発達障がい相談」を実施
します。対象者本人は、函館市に居住する18歳以上の市民で発達障害の診断を受けていない者で、 専門医が本人または家族、関係者等の相談を無料で受けます。申し込みは☎0138-21-3077
※ふぉろーず 思春期以降に自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症・アスペルガー障害・その他
の広汎性発達障害)の診断を受けた方及びその可能性のある方の家族による勉強会です。
毎月第1日曜日の13:30~15:30、函館市総合福祉センター「あいよる」で開催しています。
参加費は無料、お問い合わせは野村へ(090−6261−6984)